立川・チベット/コジマ

立川反戦ビラ裁判の被告の一人、大洞さんのブログで発表があったのだが、4/11についに最高裁で判決が出るらしいです。


http://hansenbira.blog.so-net.ne.jp/



不利な判決が出る公算大、との事。
アレですか、日本の司法は我が国を中国みたいにしたいんですかね。


新聞記事にもなったらしい。
こちら。

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiimar0803487/


最近、「靖国」に対する検閲(ありゃ検閲だろ?どう考えても)やら、ビデ倫の摘発とか、児童ポルノ法が改悪されそうだったりとか、言論やら表現の自由が相当ヤバイ事になってる感じがする。
「不快な言説や表現」を犯罪とみなす社会は危険だ。
虐殺や戦争ってのは、結局「人はこうあるべき」ってのを強要しようとすることからおきるんだと思う。
「理解せよ」とか「好きになってくれ」とは言わないし、言いたくない。
でもせめて、放っておくのが大人の対応ってもんじゃないのか?


石原慎太郎やらアグネス・チャンやら平沢勝栄やら他大勢の、いかがわしい「正義」を振り回す連中がまだ息をしているのは、つまり俺やあなたが連中の事を許してやってるからなんだよ。
大人だからね。
そこら辺、あの人達にはよくご理解頂きたい訳です。


このニュースに対する、いわゆるネットウヨクのブログやらミクシイの日記での反応も気になった。
罪状が「住居侵入」なのは、一つは問題を矮小化しようとする国のやり口なんだなと気づかされる。


ネットウヨク連中が問題視、もしくは問題視しようとしている「住居」部分は、つまり団地の共有部分にしか過ぎないと言う事実はほとんど知られていない(もしくは意図的に無視しているのか)。
「押し入った」事実など無いのである。
これが「住居侵入」なら、ピザ屋のビラ配りも創価学会も新聞配達も宅配便業者も全て犯罪者である。
「住民の訴え」も、「じつは公安(つまり思想警察)が作った書類に住民がサインしただけ」ということもあまり問題にされない。
こんなの、ちょっと真面目に情報収集すれば誰でもわかることなんだけどさ。
ニュース見出しの印象だけで適当に話している人はどうでもいいんだろうね。


脊髄反射で動いているネットウヨク(本人にどれだけその自覚があるか知らないが)は「プロ市民」という「巨悪」と戦っているつもりなのかもしれないが、俺が知る限りこの事件はお人好しな貧乏人が手弁当で頑張っているだけだ。



あと、こういう人たちに対し「サヨク自衛隊に文句言ってるヒマあったら中国に文句言え」とか訳の分からない文句言ってる方々に言いたい。
言ってるじゃないですか。
http://hansenbira.blog.so-net.ne.jp/
変な先入観だけで「マスゴミ」云々言っている人たちの言うことは眉に唾を付けてからきいた方がいいのだな、とわかったのが今回の収穫か。



俺やあなたが、ネットで無責任な言説を垂れ流し出来るのは、つまり彼らのような人達が真面目に戦っているからなのだ。
たとえ言っている内容が気に入らなくても、その辺りを認めたらどうか。
大人だったらさ。