アジャパー/コジマ

と、言うのはバンジュンのギャグだが、細君には「何それ?」と言われた。
バンジュンと言うのは伴淳三郎の事ですよ、と念を押したがそもそも伴淳三郎自体知らず、ジェネレーションギャップを感じた。
よく考えたら俺も「熱中時代刑事編」と「ムー」ぐらいしか知らないのでウィキで調べてみたところ、浅草サンバ祭りの発起人でもあるらしい。
へぇー。トリビアの泉、復活しねえかなあ。

そういうわけで「アバター」を観に行ってきた。

以下私見
まだ観て無い人のためにネタバレは避けるが、「無責任でまわりに流されやすい性格の主人公が、持ち前の強運と獣姦趣味で立身出世していく、ハリウッド超大作版無責任一代男」と言った風情の作品。
要するに、結構ひどい映画で、特に主人公にまったく感情移入出来なかったのだが、3D-CGは確かに凄く、脚本とか設定の酷さを補って余りあると思う。
観るんだったら絶対3Dの方が吉です。
字幕の処理で船酔いみたいになり、途中で吐きそうにはなったのだが、「電脳コイル」のメガネが実用化されたらきっとこんななんだと思って耐えていたらだんだん慣れてくる。
なんだか全然褒めてる感じがしないが、昨年末に観た幸福の科学の映画「仏陀再誕」より面白い。
余計褒めてる感じがしなくなったな・・・・・傑作とは口が裂けても言えないが、面白くないわけではないよ、と。
さらに貶している感じになったが、とにかく3Dの会場で観ることをおすすめします。

まあそれはそれとして、この映画のワルモノは明らかにアメリ海兵隊と大企業がモデルで、物語の下敷きになるのはアメリカ開拓やイラク戦争(その他もろもろ、アメリカがしてきたこと)なんかだと思う。
アメリカ人は、この映画を観るとき主人公たちとワルモノのどっちを応援するんだろう、と言ったら細君に
「あの人達に『悪いことしてる』自覚なんかあるわけないから、フツーに主人公サイドを応援するに決まってるじゃん」
と言われた。
そうか、日本人とか中国人って、センシティブすぎるんだな。