感謝/オノテツ

長らく日誌を書くのをサボってしまって、関係者各位、というのはつまり管理人コジマくんに大変な迷惑をかけてしまった。
何ヶ月ものあいだひとりで週番日誌の看板を支えてくれてありがとう。
感謝します。


さて、昨日は久々にペンギンハウスでライブをやったのだが、4時過ぎにリハに行くと何となく見覚えのある人が座っていて、近づいてみると元ガジでベースを弾いていたMさんであった。
いったい何年ぶり再会だろう。
最後に会った日から軽く3〜4年は経っているはずだ。
昼間ペンギンでリハをしていたそうで、オレが出演すると聞いてそのまま帰らずに待っていてくれたらしい。
ありがたいことだ。
見た目は以前とまったく変わりがないのだが、身の回りではいろいろと変化があったようで、それはお互いさまなのだが、人間長く生きてるとそれなりにたくさんイベントがあるものだなぁとしみじみする。
別れ際、「ときどき『週番日誌』覗いてるよ」と言われ、デジタル不義理をしていたことを大いに反省させられる。


反省だけならサルでもキジでもできると言うが、早速こうして書いているのだから、少なくとも類人猿あたりに肩を並べられただろうか。
この調子で書き続ければ、今週末にはネアンデルタール人へと進化できるだろう。
さいわいなことに、最近仕事がヒマである。
8月までの忙しさが夢かマボロシに思えるほどの落差である。
とはいえ、もしもあのときの勢いのまま仕事を続けていたら、冗談ではなく本気で死んでしまう。
こうしてヒマになるのは喜ばしいことなのである。


喜ばしいことではあるが、ヒマになると忙しかったころの疲れがドッと出るから、それはそれで厄介だ。
案の定、先週あたりから三叉神経痛が再発気味で酒が飲めない状態が続いている。
食事も固いものだと噛めないから、フォアグラやキャビアなど柔らかいものばかり食べている。
しかし、神経痛が痛いくらいどうということない。
仕事場ではつい先日、同じ仕事をしている先輩が事務所で倒れ、救急車で運ばれたばかりである。
以前には徹夜で仕事をして、そのまま死んで朝まで気づかれなかった人もいたらしい。
神経痛で済むくらいなら医者も警察もいらない。
しかも、何をするのも面倒でやる気がなくなるから、格好の休息になる。
ありがたいことだ。
神経痛に感謝しなければならない。
そして、休息している間に人類史的な進化を遂げるのである。
待ってろよ人間ども。