SCISSOR SISTERS/コジマ

MさんとSCISSOR SISTERShttp://www.scissorsisters.com/intro/)のライブを観に行った。
彼女と一緒に行くはずだった友達が仕事の都合で行けなくなったので、タナボタ的にチケットを譲ってもらったのである。正直言って、SCISSOR SISTERSの事は代表曲位しか知らなかったのだけれど、想像以上に強力なショーでスゲエ面白かった。

メンバーのうち3人がゲイでライブもショーパブ的なグリッターさが売りというような話を聞いていて、実際ライブを観てみるとたしかにそういうノリバリバリなのだが、それより驚いたのがバンドの巧さと音の分離の良さだ。最初はあまりにも上手くて音が良いので当て振りかと思ったのだが、ギターが1カ所ミストーンをしたところで「ゲッ、これで生演奏だよ!」と驚愕した次第。
特にテクニックを見せつける様な演奏ではないのだが、タイム感とアレンジ能力の高さ、それとサウンドメイキングの巧みさがハンパじゃねえ。
あと皆芸達者で(ゲイらしいんだけどさ)ドラム以外のメンバーは(ああそうそう、ドラムはゲイじゃないらしいよ、まあすげえ上手いのはゲイのメンバーと同じなんだけどさ)、曲によってエレキギターやベース、生ギターやキーボードと色々コンバートする。
主にリードギターを担当している人が、唄のサビの部分でゆったりしたアドリブを弾くのが印象的だった。ああいうギターは結構好きだ。
そういう訳で、フロントの男女二人のボーカルがせっかくド派手なダンスや寸劇をしているのに、ついつい「お勉強」になって、バックの演奏に聴き入ってしまった。
あとになって気が付いたのだが、もしかしたら、こういうメジャーな、ライティングスタッフや専属のサウンドマンまで連れてきた外タレの「ショー」的なライブを観たのって初めてかもしれない。今まで行ったライブって全部インディーバンドだった様な気がするな(S.Y.とかダイナソーとかは一応メジャーレーベルだけど、あれをメジャーバンドと言うにはなんか抵抗あるし)。

ところで会場のZEPP TOKYOはオシャレな場所でまったく落ち着かなかった。
普段、高円寺とか新大久保とかそういうところでしかライブ観ないからなあW