小さなしあわせ/オノテツ

いかんいかん。
週番日誌の当番だということをすっかり忘れていた。
あわてて書くが、今はすでに10月9日で一週間も日にちが過ぎている。
夏休みの宿題的にヤバイ、ぎりぎりのタイムリミットだから、急いで書く。


先月30日に吉祥寺のマンダラ2で迷宮怪のライブがあったが、同業の先輩が二人見に来てくれて、そのうちの一人が仕事に誘ってくれた。
月曜から水曜まで入るとのことだったので、昨晩から何かしら連絡があるだろうと待機していたら、何も言ってこない。
てっきり流れたものと思い遊びにいこうとしたら、昼の1時過ぎに連絡があり、「これから仕事に行くけど、来る?」とのこと。
3時に現地集合ということにして、のんびりと出かけた。
仕事場に着いてみると、実に長閑な様子で、雑談などしながらマイペースで仕事ができる。
夏場の切羽詰った状況とはまさしく天と地ほどの開きがあり、とても同じ職種とは思えないほどだ。
休憩もたっぷり一時間以上とって、しかもウナギをご馳走になった。
メシを食って仕事場に戻ったが、偉大な先輩は「オレそろそろ帰ろうかな」などと言っている。
そして、新米のオレに仕事を任せっぱなしで、本当にとっとと帰ってしまった。
一人残ったオレは、それまで以上にマイペースに仕事をして、テキトウなところで切り上げた。
こんな極楽な仕事だったら毎日24時間やってもいいと思った。