ソフトな責め/コジマ

仕事帰り、夜の川崎街道は悪質な糞ポリの出現ポイントだという事は常識なのだが、ついうっかり裏道を通るのを忘れていて呼び止められる。抜かった。
二十歳ぐらいの若いオマワリ。一応丁寧語だが威圧的で態度悪し。死ね<心の声。

「もしもし、その自転車はあなたのですか?」
はい、もちろんそうですよ(ウゼえな畜生。死ね<心の声)。

「鍵は何処ですか?」
チェーンキーを2つ付けてますが、何か?(メクラかテメエはっ?それとも注意力がビタイチ無えのか?死ね<心の声)。

「備え付けの鍵が壊れているようですがどうしました?」
鍵を無くしたんで、しょうがなく金ノコで斬りました(俺が俺のチャリに何しようがテメエの知ったこっちゃねえだろ糞ったれ。死ね<心の声)。

「防犯登録してますか?名前教えて下さい」
ここで例の如く、20分近く任意ですよねーとか手帳見せて下さいとか押し問答。
お互いいい加減うんざりしたところで、そういや探偵ナイトスクープの日じゃん今日、という事を思い出し、シブシブ名前を教えた。

署から連絡が来るまでの間、この糞オマワリの野郎、勝ち誇ったようにニヤニヤしていやがってむかつく事この上なし。死ね<心の声。
署からの連絡で、間違いなく俺のチャリだと言うことが判明したのだが、そうするとこの糞ポリが今度は逆切れしやがって

「何でそんなに抵抗するの?こっちも勘違いしちゃうでしょ?」
とか抜かしやがる。どっちが勘違いしているというのか。寝言は寝て言え。死ね<心の声。
抵抗?お巡りさん、任意ってどういう意味かご存じですか?(ケッ、馬鹿野郎。まあ知性も教養も無えからオマワリなんかやってられるんだろうけどよう、死ね<心の声)。

「とにかく、その壊れた鍵はすぐに取り外して下さい」
何でですか?どうしてあなたにそういう命令されなければいけないんですか?(この糞ポリが、俺に指図すんじゃねえよ、死ね<心の声)。

「じゃないと勘違いしちゃうでしょ?疑われるとあなたも気分悪いですよね?」

はあ?


あきれたものである。
この若い糞ポリ君は、自分の仕事、つまり点数稼ぎ(市民の安全とはビタイチ関係無い)がしやすいよう、市民の財産にシルシを付ける事を強要している訳だ。
なんだこの勘違い野郎は。

頭に来たので、鍵が壊れている位で人を疑ったりするのは警察ぐらいでそれはつまり警察官は品性が下劣だからであるとか、警察官の不祥事は年間700件以上起きるようだがこれは民間では考えられない数字でつまり警察官志望という時点でその人間には犯罪的傾向が有ると考えられるのではないかとか、そういう輩が拳銃を持ってウロウロしているのを考えると怖くて夜も眠れませんねえとか、近年の銃刀法や道交法などを悪用した警察の点数稼ぎキャンペーンは検挙率アップという数字のマジックであるが市民の為にはまったくなっていないどころか害悪そのものであると思うがあなたはその辺りどう考えているのかとか、そもそも公僕とはどういう意味なのかあなたは考えたことがあるのかとかそーいう嫌みを永六助なみにネチネチネチネチと言ってやった。
こういう場合、切れて怒鳴りまくるよりもソフトに責めた方が精神的にキクらしい、という事を最近学んだのだが、案の定オマワリも暗がりで見ても分かるぐらい顔色が赤黒く変色していた。
してやったりである。
これでこの糞ポリ、今夜は嫌な酒になるに違いない。

毎度毎度、俺がこの様に腐れ警察官相手に無駄な抵抗をしているのは何故か。
それは勿論俺の根性が曲がっているから、では無く、ひとえに彼奴等の横暴を戒めるためである。
気楽に「点数稼ぎのための」職務質問に答えることを拒否し、権利を主張するのは市民の義務なのである。
っつーかよ、むかつくんだよ糞ポリが。死ね<心の声。
良いオマワリというのは死んだオマワリだけだ。

探偵ナイトスクープの時間には間に合ったけど、今週はあまり面白く無かったな。