その2/オノテツ

5時就寝、10時起床。
昨日受け渡しを完了した仕事の後始末で、リストを作成していたら結局明け方までかかってしまった。
で、昨日の日記の続きだが、国会図書館でコピーを取れない資料があり、あわてて都立図書館に移動することにした。
しかも、日比谷や有栖川公園のところでは所蔵しておらず、立川の多摩図書館まで行かなくてはならない。
それが判明したのが午後の3時。
6時に吉祥寺で受け渡しの約束だったから、どうにか間に合う計算ではある。
すぐさま図書館を出て、雨の中テクテクと南北線永田町駅まで歩き、四ツ谷に出て中央線に乗り換える。
タイミングよく特別快速がやってきて、階段を駆け下りて電車に飛び乗る。
それに乗り、自分の住んでる町をびゅんとすっ飛ばして、アッという間に立川に到着する。
まだ4時だから、これなら遅刻せずに吉祥寺に着けそうだ。
しかし、立川駅からは再びテクテクと20分あまり歩くことになる。
立川と西国立駅の中間あたりに多摩教育センターという建物があり、その中に都立図書館にしてはあまりにも地味な多摩図書館が入っているのである。
その地味さとこじまんまりした雰囲気は嫌いではない。
国会図書館と違い、利用者にとっては落ち着いて過ごせる憩いの場所である。
そんな憩いの場を目指して、雨の中を全力で歩いた。
傘を差しているのにも関わらず、水滴が顔面をバチバチとヒットするぐらいのスピードで。
そして、息を切らして建物の前に到着すると、目に飛び込んできたのは「本日休館」という愛想の無い四つの漢字である。
それが何を意味するのか、即座に理解できないほどショックが大きい。
その場にヘタヘタとへたり込みそうになったが、ぐっとこらえて近くのベンチに手を突き、そのまま崩れ落ちるように腰掛ける。
あかん。このまま気を失いそうだ。
ハラ減った...


と書いていたら本当にハラが減ってきた。
この続きはまた明日。
ちょっくらトリのカブト煮でも食ってきます。