偉人/コジマ

古本屋常連の自称ヤクザTさん、お塩先生と、最近ビックマウス観察が趣味になりつつある俺だが、彼等を軽々越える超ビックマウスを発見。
「ブレイクマックス」というゴシップ誌兼エロ本が有る。
うちの古本屋にゾッキ本として毎月数ヶ月遅れで入荷されており、俺はこの雑誌の吉田豪の連載を楽しみにしている。キンキンとか内田裕也とか、何というか濃すぎる人々に毎月インタビューしており、毎回毎回笑わせてくれるのだが、今月の(というか11月号なんだけど)角川春樹インタビューは凄かった。
お塩先生は20対1、Tさんは50対1の喧嘩で勝ったと自慢していたが、角川春樹國學院大學の学生だったころ、全学連200人と渋谷のハチ公前で一人で闘って勝ったそうだ。
これが出だしで、もうこれ読んだだけでダハハと笑ってしまったのだが、この後がさらに凄かった。

女ってものは必ず俺と寝るもんだ、とか。
お塩先生の元祖は春樹だったか。

25歳の時に一晩で13回やった、とか。
オットセイか、アンタ。

ポップティーン」の10代の読者モデルとヤりかけたけど編集長に「また捕まりますよ」と止められた、とか。
因みに春樹は64歳。

昔、古代船を作って航海中にクルーが反乱を起こそうとしていたので、差し入れのでかい氷の固まりを正拳で割って掌握した、とか。
氷を正拳で割ったってのも確かに凄いが、その前に「古代船」ってのは何なんだW

今年(平成17年)の7月17日に関東大震災級の地震が来ることがわかったので、武道家チャネラーと尼さんとヨガの達人を集めてそれを止めた、とか。
俺の頭が悪いせいか、どういう事なんだか言っている意味が全然わからないのだが、兎に角我々が今日生きていられるのも角川春樹のおかげって事ですね。
呼び捨てはいかんな、今後は角川先生と呼ばせて頂きます。
角川先生ぐらいのお人になると、たとえ会議中であっても「あっ、地震が来る」という予感がするとその場で止める事が出来るらしい。いや、会議じゃなくて地震を。
東京も角川先生が居られるかぎり安泰だ。

あと、地震を止めたあとで神社にお参りしたら、半月だったのが満月になった、ってのも意味不明だが何だか凄い。宇宙にも影響を与えちゃうのである、角川先生ぐらいのお人になると。

この様に角川先生の偉業にはいとまがなく、凡夫たる俺にはまったく現実感が沸かないのだが
「どうやって俳句が上手くなったかというと、初期の頃はドラッグで」
という一言はやたらとリアルだったW
尚、角川先生が好きなバンドはビートルズピンク・フロイドザ・フー、タンジェリンドリームで、「トリップしちゃう。でもトリップして何故悪いんだよ!!」との事。

一番素晴らしかった名言は「俺は反省も更正もしない」。
素晴らしい。尊敬します、角川先生。

でも部下は大変だろうなあW