虫の良い願い/コジマ

自己申告しなくても、電話で話すだけで「鼻声だねえ、もしかして花粉症?」と言われる様になってきた今日この頃。
「3年目が一番地獄だから再来年が楽しみ」とか、「大体20年苦しんだら治るから、あと19年の我慢」とか、生暖かな助言の数々、皆様本当に有り難う御座います。
しかし、俺はせっかちなので、あと19年も待てません。なので今年中に強引に治してしまおうと考え中。
どうやってかと言うと、それは勿論、寄生虫の力を使ってですよ。

東京医科歯科大に藤田教授という寄生虫学の大家が居るのだが、このセンセイによると、花粉症などのアレルギーが現代病と言われるのは、現代人が体内の寄生虫を駆逐してしまったからだそうだ。
専門的な話はよく分からないのだが、昔の日本人は大体回虫やサナダムシなどなにがしかの寄生虫を体内に宿しており、これが免疫システムを色々とアレしてアレルギー反応を抑えていたらしい。
現在、藤田センセイらの研究グループは、寄生虫を宿すことなく免疫システムだけを体内に取り入れる薬品を開発中らしいが、そんなの完成まで待ってられねえよ、俺ぁせっかちなんだ。
要するにアレだろ?腹ん中で虫を買ってりゃ、この糞忌々しい水ッパナとはおさらば出来るんだろ?
じゃあ今年は生魚(特に川魚がイイらしい)とか生肉とか生野菜(特に無農薬の有機栽培がイイらしい。中国産は絶対駄目だろうなw)と食いまくってやろうじゃないかと思って、飲み会などで実践していたところ、某知人(本人の名誉の為、特に名を秘す)が衝撃の告白。
「自分、子供の頃ギョウ虫検査で引っかかったんですが、その前も後もずっと花粉症ですよ」
がーん!!!
じゃあアレですか、下手したら虫の飼い損って事ですか?
危ねえ危ねえ、あわてる乞食は貰いが少ねえとはこの事だ。
人によっては効果が無いと言うことか?それともギョウ虫は駄目って事なのでしょうか?

藤田センセイ、早くクスリ作って下さい。
俺の為に。