仕事3/オノテツ

偉大な先輩との仕事も三日目。
いよいよ最終日である。
その前に、朝方に一件用事があったので、早朝6時に起きてクルマでひとっ走りして、7時半に帰宅した。
3時間しか寝ていなかったが、一度目を覚まして運転したらアタマはもうすっかり覚醒しているので、このまま仕事に行ってしまおうと思い、そそくさと朝食を済ます。
するとたちまち眠くなり、ウトウトと2時間ほど寝りに落ちた。


偉大な先輩との仕事は、朝寝をしたところで何ら影響することがない。
ゆるぎないマイペースに貫かれた作業は、すでに机上に積み上げられたゲラの山も半分以下に減り、きわめて順調に推移していることがうかがえる。
だから、今日ものんびりと12時ちょい前に現場入りする。
もちろん、偉大な先輩はいつもの通り3時出社である。


7時半に朝メシを食ったきり、何も食わずに作業をしていたらさすがに腹が減ったので、先輩の到着と入れ替わるようにメシを食いに出かけた。
近くの蕎麦屋きしめんをすすりながら、店においてあった古い「FRIDAY」に目を通す。
ページをめくると、ワカツキチナツがTバック姿で写るグラビアが目に飛び込んできた。
きしめんの白さと尻の白さを比べると、きしめんの方がいくぶん白い。
弾力も、きしめんの方が上かもしれないなどと想像する。