方向違い/オノテツ

昨日と同じくジムに行き空回りを繰り返すと、体重がさらに500g絞られた。
これは良ろしくない。
方向を間違えているのではないか。


大量の原稿袋が届き、そのうちの一つはイタリアのハードコアポルノと江戸時代の春画をカラーコピーしただけのものだが、どちらも挿入場面に的が絞られており実に見ごたえがある。
しかし、残念ながらこの国じゃ逆立ちしないと出版できないシロモノだ。


もう一つは某大手メーカーの部長職を早期に辞したおじさんの自分史的写真集。
ご本人は退職後、俳優養成所に属しながら趣味の「女装」に磨きをかけているそうで、作品にはゴージャスな衣装をまとって厚く化粧をした小太りの人が華麗なポーズを決めながら写っている。
だが、どんなに派手な衣装に身を包んでいても、おっさん体系が丸出しだから色気は無い。
その色気の無いイデタチで、夜の街中をブラとパンティーとガータベルトだけで徘徊していたりもする。
上司にしたい人ナンバーワンである。