休日/オノテツ

7時就寝、15時起床。
9時に宅配便が届いて叩き起こされたが、すぐにまた寝入ってそのまま昼過ぎまで眠ってしまった。
家の裏手ではアパートが取り壊されており、時折地響きがしているが、そんなことお構いなしに熟睡していたらしい。
シャワーを浴びて汗を流し、遅い遅い朝メシを食いながら今朝届いたばかりの原稿袋を開封する。
中に、本稿は特急案件につき来週早々には仕上げて返送してほしい、との旨が書かれたメモを発見した。
多忙だからしばらく急ぎの案件は送らないようにとお願いした矢先のことである。
まったくもって容赦ない。


晩メシは近所の鰻屋に行く。
あえて夕飯時を外し、閉店の1時間前に店に入ると、客は一人もいなくて貸し切りの状態だ。
テレビの音がやけにデカく響いているが、気にせずビールを飲み、ウナ肝の串焼きを食らう。
2週間、体を酷使してきた埋め合わせである。
ついでに蒲焼と白焼きをそれぞれ特上で注文した。
ご飯はいらないかと聞かれたからいらないと答え、かわりに酢の物を頼んだ。
さらにビールをもう一本追加したが、飲み切らないうちにカンバンとなった。