後ろ要らず/オノテツ

8時就寝、14時起床。
ここ数日関わってきた仕事が一段落着いたようなので、まずは家の近所のカイロプラクティクに行く。
首と肩が凝り固まり痛くてたまらなかったのだが、いざ揉まれてみると首や肩よりも腰のほうがさらに痛い。
腰というか、腰から背中にかけての一帯が痛い。
そして背中は肩甲骨を介して肩につながり、それが首へと至るわけだ。
つまり、オレの後ろ半分すべてが痛いのであった。


まったく前半分だけで生きていけたらどんなにいいだろうと思う。
ウンコをする手間は省けるし、人から後ろ指さされることもない。


夜は六本木のABCでEトケンのライブ。
彼は先日、クルマに乗っていて後ろから追突されたそうだ。
オレも子どもの頃、助手席に乗っていて思い切り追突された経験がある。
前半分だけで生きていたら、こうした追突事故も避けられるのかもしれない。
でも、前だけだったら逆に追突する側に回っていた可能性もあるのか。
だけど追突しても背中がないから責任を背負う必要がない。
というか背負えない。
かわりに腹芸でかわせばいいわけだから、これから先の人生、目指すは「前だけオトコ」である。