最終回/コジマ

世間はゴールデンウィークらしいが、自由業には関係無いのだった。
でも今年の連休は明日明後日普通に動いているところが多いので、出版関係の人はちょっと楽かも。
  
今日は古本屋の店番をしながら明日〆のブツをやっつけた。
とある雑誌のコラムの挿し絵で、本文にギャグで切り返さないといけない。2年ほどやっていたレギュラーのシノギだったのだが、今回が最終回。
去年の夏から秋にかけて、信じられない位悲しい出来事が連続しておこったときも比喩では無く泣きながらギャグを考えた。
さらに悲しいのは、そこまでして頑張って考えても面白いかどうかはまた別問題と言う所である。
ギャグとは「ぱっと思いつく」ものであって、「無理矢理ひねりだす」ものでは無い、という事だろう。
結局贔屓目に見ても打率は1割5分位だったか。
そういう訳で、駄目な仕事っぷりではあったが色々と感慨深い。
誰も誉めてくれないので、自分へのご褒美にちょっと高いベルギービールを開けて一人打ち上げ中。
お疲れ、俺。よく頑張ったよ、全く感動出来ねえ馬鹿臭え仕事だけどさ。
改めて最後の原稿を見てみたが、最終回だってえのに今度もやはりクスリとも笑えねえので、この仕事も「無かったこと」にしよう、うん。
  
原稿を放り込んだ後、明日の打ち居合わせ用に少しファイルを作った。
今度はなんと子供向けの本の装丁らしい。
何処まで行くんだろう、俺。
何だか往年の猪木みたいな気持ちだ。
兎に角、何か勘違いしないように、今後もなるだけ色な仕事を何でも軽薄にこなして行こうと思う。
  
 
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しかし、今週は日誌当番だってえのに地味な一週間で御座いました。
ハイライトが電気ドリル買った事かよ。

  
来週の当番はカンガワさんです。